「NFTの値段の付け方がわからなくて困っている…」
「できるだけ高く売りたいし、損はしたくない」
「最初は安く設定した方がいいみたいな戦略はあるのかな…?」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- NFT値段設定を決める手順
- NFTの価格設定のポイント
- 注意すべき点
- 売るためのコツ
NFTの価格が適正でないと全く売れないため、NFTの価格設定は非常に重要です。
とはいっても、どうやってNFTの値段を決めればよいのかわからない方も多いかと思います。そこで今回は、NFTの価格設定方法を3つご紹介します。
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まず前提として、NFTの販売価格設定は超重要です
NFTの価格設定は非常に重要です。なぜなら、買い手にとってのNFTの価格は、購入するかどうかの決定要因になるから。
商品が高すぎると判断されればもちろん購入されませんし、安すぎると思われても買い手は付かないでしょう。安すぎると、人はこれは偽物ではないか、何かのコピー品ではないかと疑念を持つためです。
結論、NFTアートの販売価格は、高くても売れないし安くても売れないので、適正価格にプライシングすることが重要になります。
NFT作品を作った後、プライシング(値付け)を雑に扱ってしまう人が非常に多いです。
ちなみに、OpenSeaでは出品後の値上げができないので注意しましょう。最初は高めの価格設定にしておき、徐々に値下げしていくのがいいでしょう。
下記では、NFTの値段設定の具体的な方法を紹介します。
NFTアートの値段設定を決める手順
次の通り。
- その①:目標利益から逆算する
- その②:とりあえず出品してみて、価格の仮説検証をおこなう
- その③:市場の価格を調査する
その①:目標利益から逆算する
まずどのくらいの利益が欲しいかを先に考え、逆算して価格を決める方法です。
ポイントは「このくらいで売れたらいいなぁ」というようにザックリした希望ではなく、「○○円の利益が欲しいから○○ETHで出品する」というように、より価格を具体化することです。
例えば月に10万円が目標利益で、月に5点NFT作品を出品できるなら、単純計算で1点2万円くらいで出して完売すれば目標は達成ということです。
正確さを求めることで価格へのこだわりが生まれ、効率的に利益を出せるようになります。
目標利益の設定が商品を作る際のコンセプトや方向性を決める
- 1作品により時間をかけて高値で売っていく戦略
- 1作品にかける時間を削減し、より多売して利益を狙っていく戦略
商品あっての価格ではなく、価格を決めてから商品のコンセプトや方向性が決まるという発想です。
これはマーケティングでは重要な考え方なので、作品を作る前にどういった価格帯で自分が売っていきたいのか考えてみましょう。
目標利益が達成できそうにない場合
目標利益を設定したけど達成困難な場合は、中間目標を作りましょう。
例えば月10万円の目標が難しそうだなと感じたら、中間目標として月5万円を設定し現実的に考えていくと良いと思います。
また値段を下げてみて売れるようなら「そこからどう作品の価値をあげていくか?」を考えるのがいいと思います。NFTは二次流通でも作者にお金が入るため、下記の施策をよく考えましょう。
- 自分の作成したNFTの売買がどうしたら活発になるのか
- 二次流通で価格が高騰していくためにはどうすればいいか
その②:とりあえず出品してみて、価格の仮説検証をおこなう
2つ目は、とりあえず出品して様子を見ることです。
おそらくほとんどの方がこの方法で出品していると思います。ただし何となく価格を決めてしまうのはNGですよ。また安くても売れるというわけではないです。
NFTの買い手は、下記の動機から作品を購入します。
- 作品を購入することで、今後投資としてのリターンが見込める
- クリエイターの作品に魅力を感じたので、ファンになって応援したい
NFTはいわば高級な嗜好品なので、安すぎても「この作品のクリエイターは本気で売る気がないのか?買わないほうがいいのでは?」と買い手は感じます。
高すぎず、安すぎない値段を設定することで長期的な利益を築くことができるでしょう。
とりあえず出品する際は、このくらいの価格ならば自分の実績(NFT)でも売れるのでは?という仮説を立ててNFTの値段をつけましょう。
仮説検証をおこなっていくイメージです。当たりを見つけられれば、その後の収益化は非常にスムーズになります。
その③:市場の価格を調査する
最後は、市場価格を調査しましょう。
自分と似たようなコンセプトの作品を作っている人が、他にいれば参考にすることができます。
例えばクリプトパンクスの二次創作を作っているならば、同じような作品をOpenSeaで探します。見つけたら他のクリエイターは最初の販売価格をいくらに設定しているか調べてしましょう。
全ての作品を網羅的に調べる必要はないので、他のクリエイター数人くらいを参考に値段設定をしてみましょう。
NFTの価格設定のポイント:二次流通も考慮しよう
NFTアートの価格設定では、二次流通も意識するといいでしょう。
OpenSeaには二次流通の仕組みがあり、自分の作品が転売された場合に一定の収益が入るようになっています。
転売というと悪いイメージがありますが、NFTでは自分の作品が二次流通(転売)されればされるほど、クリエイター側にお金が入っていきます。つまり、最初に作品が売れたら終わりではなく、二次流通市場をいかに盛り上げるかも大事になります。
価格を高くしすぎると転売しにくくなりますが、安くしすぎても収益がほとんど入りません。そこそこ売れやすく、そこそこ転売収益が発生するような価格にすることがポイントになります。
OpenSeaでは転売収益がどの程度入るかは自分で決められます。大体は、5%~10%で設定することが多いですね。
NFTの価格設定で注意しておきたいこと2つ
NFTの価格設定で注意しておきたいことは下記の2つです。
- ガス代を意識する
- 頻繁に値下げしない
1つずつ解説します。
注意点①:ガス代を意識する
NFTの価格設定では、ガス代(手数料)を必ず意識しましょう。
販売価格が安すぎると、『手数料負け』と言って手数料を支払っただけで赤字になってしまいます。
このガス代は相場の状況によって変動するものですが、高い時は数万円にも高騰する場合もあります。例えば、販売価格が5000円だったとして手数料が1万円なら、売れたとしても5000円の赤字ですよね。
ガス代がある程度かかっても儲けがでる価格に設定する必要があります。
NFTの販売価格を決めるときは、手数料で引かれる分を意識して設定しましょう。
注意点②:頻繁に値下げしない
売れないからといって、NFTの販売価格を頻繁に値下げをするのも良くありません。
なぜなら、価格を下げることは価値の低下を意味するからです。NFT作品の価格を頻繁に下げていたら、その作品の価値が低くなっているということをコレクターにアピールすることと同義です。
価値がない作品を購入するコレクターはいないので、NFT作品の販売価格を頻繁に下げ続けることは避けるべきでしょう。
NFTアートで稼ぐための販売戦略【売れるNFTのコツ】
上記では、NFTアートの価格設定方法や注意点を解説しました。残念ながら、NFTの値段設定を最適化しただけでは売るのは難しいでしょう。
理由は、作品が認知されていないからです。したがって、価格設定が完了したら、次は「宣伝」に移りましょう。いわゆるマーケティングですね。
売れるための6つのポイント
- Twitterを利用して、作品の認知度を上げる
- 売れている作品を研究する
- トレンドを抑える
- 付加価値をつける
- 人気感を演出する
- 買い手が多い市場(ETH)で販売する
上記は、売れているNFTアートの特徴です。売れていないNFTは、上記を意識せずに作成された場合が多いですね。
詳細は、『NFTが売れない理由と、売るための6つのコツ【初心者向け】』でまとめているので参考にしてください。