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愛さんさんビレッジ 株式会社
医療、福祉〔その他地域〕

福祉に変革を起こすソーシャルベンチャー

愛さんさんビレッジ 株式会社 愛さんさんビレッジ 株式会社
所在地
〒986-0856 石巻市大街道南4-6-20
Tel. 0225-90-4243 Fax. 0225-90-4214
https://aisansan-group.jp/
代表者
代表取締役 小尾 勝吉
資本金
2,000万円
創業設立年
2013年
受賞歴等
2017年12月 経済産業省「地域未来牽引企業」選出
2018年 2月 復興庁  「新しい東北」復興・創生顕彰
2019年 7月 経済産業省「健康経営優良法人」認定
2019年 9月 公益財団法人介護労働安定センター「優良事業所」認定

(2019年9月取材)

小尾 勝吉

代表取締役
小尾 勝吉

始まりはボランティアから

2011年3月11日に発生した東日本大震災後に創設された会社です。そのルーツは小尾勝吉代表取締役が住んでいた神奈川県から、ボランティアとして被災地を訪れたことから始まりました。自らの貯金を使い、仮設住宅に住む被災者に食事を提供、民家の清掃、側溝の泥かきなどを行ったそうです。そして仮設などに高齢者向けのお弁当を提供する事業を始めたことが現在に至る全ての第一歩でした。会社には「生まれてきてよかった」と思ってもらいたいという、小尾代表の強い思いが事業に込められています。それは最愛の母が闘病している辛そうな姿を1番近くで見守り感じた、無力感や親孝行しきれなかった悔しい思いが根底にあります。働くに働けない人たちの働く場所をつくることを目的に創業された愛さんさんビレッジは、2015年12月財団法人KIBOW「社会的インパクト投資ファンド」第一号出資を筆頭にさまざまな賞を受賞しています。

採用情報
※ 直近の採用人数
2017年 0名
2018年 0名
2019年 1名

事業内容 役割をもって生きる大切さ

愛さんさんグループはパート・アルバイト含め総勢124名の会社です。そして主に9つの事業を展開しています。単に事業を拡大したいのではなく、村づくりを通じて「社会的弱者」という言葉のない世界を創っていく為です。社会課題を事業を通じて解決する為の事業内容として、以下を行っております。
・有料老人ホーム事業
・リハビリ特化型デイサービス
・予防訪問介護
・居宅介護(介護保険申請相談等)
・ご高齢者向け宅食サービス事業
・障がい者就労継続支援A型・B型・移行支援事業
・介護職員初任者研修取得の為の「福祉人材養成学院」の運営
・障がい者向けグループホーム
・高付加価値産業化事業
特に障がい者就労支援事業では働くことを通して「自分の役割をみつける」手助けをすることで、これまで多くの自立をサポートし実現してきました。高齢福祉事業においても、花壇委員や衛生委員等の役割を持って頂いております。そして、単なるお預かり型の介護ではなく、リハビリの先にある夢を叶える科学的な根拠に基づいた取り組みによって、ADLや介護度が改善されております。

将来のビジョン 生きづらさを感じない村づくり

地域課題を事業で解決することの延長線として、最終的に社会的弱者といわれる人たちが暮らしやすい「村」を創ることがビジョンです。障がいをもっている人、シングルマザーで子育てが大変な人など、社会で生きづらさを感じている人が、衣食住に困らない幸せな「村」を創造したいと考えています。第一歩として新設の「保育園」と、近所の人やご家族が集まる「カフェ&レストラン」が石巻市の施設隣に完成する予定です。また学校帰りの子ども達が集まる駄菓子屋も設けたいと考えています。私たちがつくる「村」では待機児童など社会問題をいち早く解決し、住人が住みやすい環境をともに創造したいと考えています。住人同士が互いに助け合う場は、安心、安全に暮らせることに繋がると考えています。暮らしの中で障がい・難病を持っている人が役割を見出し働く、そして自分の「生」と向き合う時間をみんなで分かち合える環境が理想です。

求める人材像 他人のおかげと常に考えられる人

愛さんさんグループは、「村づくり」と称して社会的弱者をなくすモットーを掲げています。なので私たちが求める人材像は新しいことにも果敢に進んでチャレンジしてくれる「素直な人」です。介護の知識や特別な技術は求めていません。大切なのは経営理念「働く仲間の物心共に豊かな人生の実現と自立支援を通して、生まれてきてよかったを作り続けること」に共感し、「家族愛・親孝行」の価値観をともに分かち合ってくれるかだと思っています。やりたいことを決めるのは難しいことです。だからこそ、やりたいことが決まっていない人を歓迎しています。やりたいことが出来たら、企画として社内で立ち上げればいいと考えているからです。困っている人がいたら手を差し伸べること、愛さんさんグループで働く人たちは、それが善意ではなく「当たり前である」と思える人材ばかりです。私たちが掲げるビジョンを高く見据えてくれる、志高き人材を求めています。

求める人材像

お子さんと抱き合う小尾社長

ポイント
  • 新しいことにも果敢に進んでチャレンジしてくれる「素直な人」
  • 掲げるビジョンを高く見据えてくれる、志高き人材
WISE記者の企業体験記

みんなが明るく楽しい雰囲気で

有料老人ホーム「愛さんさんビレッジ」の施設内を見学させていただきました。中へ入ると、職員と利用者の元気な声がフロア中に響いていました。室内には、日常生活の動作を訓練するための機械がたくさんあります。人々が日常の動作ができなくなってしまう原因の一つに、やり方を忘れてしまうという理由があるといわれているそうです。施設では、忘れてしまった動作を思い出させるトレーニングを行なっていました。お風呂の浴槽に入る動作や洗濯物を干す動作を再現した機械などがあり、日常生活を送る上で必要な体の動きを訓練しています。
また、利用者にはそれぞれの役割が分担されていました。DIY委員や花壇委員など、一人ひとりの特性に合った役割を担うことで、人の役に立つことを実感できるのだと思いました。愛さんさんグループが大切にしている「生かしあい」の考え方を感じられる場所です。
愛さんさんビレッジは、体に悩みを抱える人や障がいをもつ人が利用している施設ですが、明るく楽しい雰囲気で包まれています。元気にトレーニングに取り組む姿や、そのサポートをする職員は活き活きとした様子でした。このような雰囲気づくりも愛さんさんグループの特徴であり、大きな魅力であると感じます。
今回見学させていただき、私の中で福祉のイメージが180度変わりました。愛さんさんグループに関わる皆さんの思いが多くの人々へ広まってほしいと願っています。

企業体験記 企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

「愛さんさん」という社名に込められた想い

人々の「生まれてきてよかった」を創り続けることを目的とし、働く仲間とお客様とその家族、地域が豊かになることを実現しようと全体で取り組んでいる愛さんさんグループですが、その社名についてお話を伺いました。
名付けられたきっかけは、誰でも輝ける場所をつくりたいという社長の思いだそうです。
利用者一人ひとりに役割があり、自立支援を通して人の役に立つことを実感することができる場であると感じられます。まさに「I sun sun」、皆が太陽のように輝く姿を伺うことができました。
福祉のイメージを良くしたいという社長の思いは、働く人や利用者からも伝わってきました。2020年にオープン予定の愛さんさんビレッジでは、入居者、地域の人、職員が一目ではわからないような世界を目指しているそうです。
「愛さんさん」には「みんなが太陽のように相手を想い合える世界になってほしい」という願いが込められています。

ここが知りたい1

働く仲間と愛さんさん

社員への成長支援

愛さんさんグループでは、360°評価という社員の成長支援を取り入れているそうです。代表の小尾さんは、チャレンジとフィードバックを受けることが重要であると考え、成長支援に力を入れているそうです。社員それぞれが自分の目標を設定しチャレンジをします。360°評価では、上司、同僚、部下からのフィードバックを年2回受けることができます。半年間チャレンジしたことを、周りに評価してもらうことで、よくできている点と努力が必要な点がわかり、今後の成長課題を明確にすることができるのだと思いました。
さらに、「自分が人生を通して叶えたいことはなにか」を考える研修も行っているそうです。自分のやりたいことやそのために必要なことを考える時間は、自分を見つめ直し、自己実現への意欲を高めることができるのだと思いました。

ここが知りたい2

自己成長、自己実現を目指す

先輩の声

目標をもって、チャレンジできる職場です

齋藤 豊 障害福祉部門責任者

現在は、こんなに楽しい仕事はないと思えるほど楽しく働いています。入社してから3年間は辛いこともたくさんありました。しかし、障がいを持つ人との関わりから、よくなって欲しいという思いが強くなり、やめないことにつながったのだと思います。
入社したきっかけは、前職の不動産会社を辞め、数か月間の旅から帰ってきて、求人票を見たとき、直感的にここにしようと思い応募しました。また、私には障がいを持つ姉がいます。その姉が自立していく姿をいちばん近くで見ていたので、障がいを持つ方のために何かをやりたいという思いがずっとありました。
仕事をする中で、難しい課題にぶつかったとしても、どうやったらうまくいくのかを常に考えることで、できないことをなくしています。職員同士で、わからないことを隠さず、助け合うことも当たり前のように行っているので、団結力は日々強くなっていると思いますね。
「愛さんさんグループ」では自分の夢についてじっくりと考える機会があります。自分と向き合うことで本当にやりたいことが明確になるので、目標をもって働くことができます。自分がやりたいことに本気でチャレンジできる職場だと感じています。

先輩の声

齋藤 豊さん 障害福祉部門責任者

齋藤さんの1日

8:00出社
8:30朝礼 職員のミーティング
9:00事務作業
10:00クルーの方と朝礼
10:30就労移行支援の授業を行う
12:00昼休憩
13:00打合せや会議で外出することが多い
 クルーとの面談
18:00退社

取材の感想

高井 円香 高井 円香 東北学院大学 3年
今回の取材を経て人の「死に方」と「生き方」を追求する小尾代表取締役の考え方は私にとって新しいもので、誰もが定めとして経験することなので勉強になりました。日常生活でも社会的弱者と呼ばれる方々を見かける機会はあると思います。誰でもその立場になり得るということを忘れずに、困っている人に自然と手を差し伸べられる世の中になればいいなと思います。

菅原 奈央 菅原 奈央 東北福祉大学 3年
代表の小尾さんや職員の齋藤さんのお話から、将来の夢や目標を常に考えて働くことができる職場であると感じました。職員さん同士のチームワークも良く、助け合える環境であることがわかり、私もそのような環境で働きたいと思いました。また施設を見学させていただいたことで、現場の雰囲気を体感することができ、福祉に関わる仕事について考えることができた時間となりました。

  • 高井 円香 東北学院大学 3年 高井 円香 今回の取材を経て人の「死に方」と「生き方」を追求する小尾代表取締役の考え方は私にとって新しいもので、誰もが定めとして経験することなので勉強になりました。日常生活でも社会的弱者と呼ばれる方々を見かける機会はあると思います。誰でもその立場になり得るということを忘れずに、困っている人に自然と手を差し伸べられる世の中になればいいなと思います。
  • 菅原 奈央 東北福祉大学 3年 菅原 奈央 代表の小尾さんや職員の齋藤さんのお話から、将来の夢や目標を常に考えて働くことができる職場であると感じました。職員さん同士のチームワークも良く、助け合える環境であることがわかり、私もそのような環境で働きたいと思いました。また施設を見学させていただいたことで、現場の雰囲気を体感することができ、福祉に関わる仕事について考えることができた時間となりました。