WISE:Work-style Information by Student's Eye

新プロジェクト「WISE」始動!
学生による学生のための
地域企業情報誌&WEBサイトを作ろう!

株式会社 緑水亭
宿泊業、飲食サービス業〔仙台市太白区〕

ようこそ 秋保の特等席へ

株式会社 緑水亭 株式会社 緑水亭
所在地
〒982-0241 仙台市太白区秋保町湯元上原27
Tel. 022-397-3333 Fax. 022-397-3331
http://www.ryokusuitei.co.jp
代表者
代表取締役社長 高橋 明浩
資本金
2,000万円
創業設立年
1964年
受賞歴等
2018年3月4日 仙台市食品衛生自主管理評価制度(仙台HACCP) ※旅館第一号

(2018年8月取材)

代表者氏名

若女将
高橋 知子

型にはまらない魅力づくり

株式会社緑水亭の従業員の夏服はアロハシャツです。クールビズの施策として決定した直後は、もとの制服の着物との差から、お客様以前に従業員本人たちからも驚きの声が挙がったそうです。しかし、夏服として定着した今、お客様からは従業員が見つけやすいと好評です。このように、固定概念にとらわれず、できることから挑戦することが緑水亭の魅力です。そんな緑水亭は、秋保のリゾートホテルを目指しています。プールやゲームセンターはありませんが、もともと持ち合わせた秋保唯一の自家源泉、石材業に就いていた女将の祖父が築いた四季折々の花が咲く日本庭園、高台という立地故の眺望と澄んだ空気。そして、池の鯉にあげる餌を置いたり、ロビーで音楽コンサートを開催したり、お子様向けに塗り絵企画を始めたりといった、少しの工夫で、昔よりも多くのお客様、幅広い年齢層に楽しんでもらえるようになりました。

採用情報
※ 直近の採用人数
2016年 11名
2017年 17名
2018年 8名

事業内容 ワクワク感と居心地のよさを提供する仕事

緑水亭の仕事はお客様が心地よく休める場の提供です。館本体の手入れや、食事の提供はもちろん、電話で予約を受け付けるところから、この仕事は始まります。一本の電話の中でどれだけ不安を解消し、期待を高めることができるかが鍵になります。そのために何の予定なのか、誰と訪れるのか、状況を把握することが大切です。その情報を従業員全体に伝え、迎え入れる体制を整えます。部屋や温泉を隅々まで綺麗にして、メニューにアレルギーのある食品が含まれていないかチェック。お客様が宿泊したら、また来たいと思っていただけるよう、心を込めて接客します。また、緑水亭ではさまざまなイベントを行っていますが、これらの企画、運営ももちろん大切な仕事です。館内ではミュージックバーやお月見といったお客様に楽しんでもらえるもの、館外では旅館の仕事を地域の子どもたちに知ってもらうために、マナー講座や入浴体験などを行っています。

将来のビジョン 地域とともに成長していく

現在旅館で行う業務のほかに、地域活性化に力を入れております。秋保は、徒歩で見て回れるような温泉街ではありません。しかし、だからといって諦めたり、新しく作ったりするのではなく、秋保だからできることを見つけ、企画し、秋保温泉を盛り上げたいです。秋保は仙台から近く「都会の香りがする温泉地」と呼ばれております。オシャレでスタイリッシュな響きですよね。イメージを崩さないイベントを企画します。例えば、秋保のカクテルを作り、音楽と地酒やカクテルといったお酒を味わう「ミュージックバー」を開催しました。このように独自の取り組みを行うことで、“宮城の温泉”ではなく、“秋保”として覚えてもらいたいのです。これから、日本の観光業は拡大していくでしょう。最近は外国のお客様も増えました。地域の活性とともに客層が広がっても、国籍や年齢を問わず利用し、満足してもらえる旅館でいたいと思います。

求める人材像 人を思う気持ちを大切にできる人

現在宿泊施設は、接客業とはひと言では言えない職種になっています。受付や販売のような接客だけではなく、事務仕事や調理のようなバックヤードの仕事など、さまざまな仕事があるからです。お客様との関わりであったり、社員同士の関わりであったり、全ての仕事が人と人とが関わるものです。
経営理念の中に、社員が楽しく力を合わせることのできる強い組織「チーム緑水亭」をつくると掲げているように、旅館はお客様に満足してもらうため、各セクションが団結するチーム力が問われる仕事だと思っています。
そのため緑水亭では、人を思う気持ちを大切にできて、アンテナが高く、いろいろな人と情報を共有できる力をもった人材を求めています。また、夜中に地震がおきたり、天候の影響で来るはずのお客様が来られなくなったりと、旅館ではいつ何が起きるか分かりません。旅館は宿泊していただく方の命を預かる仕事であるため、何が起こってもお客様に安心感を与えられるような対応のできる「強い心、強い体、強い判断力」も必要ですね。

求める人材像

心からのおもてなしを提供

ポイント
  • 人を思う気持ちを大切に
  • 情報を収集する高いアンテナをもち、共有できる力
  • 強い心、強い体、強い判断力
WISE記者の企業体験記

宿泊が楽しくなるスポットがたくさん!

私たちは旅館内の見学をしてきました。広大な庭園を眺めることのできるロビーでは、日本の旅館では珍しく、月に数回コンサートが行われることがあり、のんびり音楽を楽しむことができます。他にも緑水亭のオリジナルビール「かがり火」や、カクテルが楽しめるビールカウンター、宴会場など、お客様が楽しめるスポットがさまざまありました。
特別室の見学もさせていただきました。特別室が9室もあるというのは、秋保温泉の旅館の中で一番の多さだそうです。この特別室の多さ、自然豊かな秋保の景色、警備のしやすさなどを評価され、1972年には、現在の天皇皇后両陛下が宿泊、さらに、2016年に行われたG7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議でも宿泊の受け入れをしているといった実績があります。
このように緑水亭には人をひきつけるたくさんの魅力があります。しかし、若女将は魅力のあるところだからこそ「人」の力を大切にしたいと言います。魅力のある場所でも、そこでお客様を受け入れる人によって旅館のイメージが変わってしまうからです。旅館で働く「人」が、利用してくださるお客様に心からのおもてなしをすることで輝き、活気ある旅館になるとお話してくれました。
今年創業50周年を迎えた緑水亭は、日本でも有数の観光地である秋保温泉で、昔からお客様に愛されてきました。しかし、現状に満足せず、よりいいおもてなしを提供するために、今もなお努力を続けている姿を見て、緑水亭がたくさんのお客様に選ばれる理由が分かりました。

企業体験記 企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

ずっと輝き続ける「秋保地域の宝」

秋保温泉は立派な旅館が多く、全国的に見てもトップレベルで、これだけの収客数を持つ温泉地域はないそうです。それでも、若女将は15年前に秋保温泉の危機を感じたとのこと。それまでは旅館の大きさだけを見て安心していたが、地域が残らなければ、旅館も残らない時代だと気付いたそうです。そんな時、東日本大震災が発生。震災とともに口コミの評価も落ちてしまいました。若女将は、まず地域の方たちに秋保を好きになって欲しいと思い、秋保の魅力と現状を伝えるための「町づくり」を始めました。その中のひとつで、もう10年近く続けているというのが、地元の中学校のマナー講座。日本文化の継承が旅館であることをはじめとして、茶葉を使ったお茶の入れ方、瓶ビール・ジュースの栓抜き、上座・下座、床の間とは何かを若女将自ら教えているのだそうです。「20年後、30年後も秋保が輝いて残るように、『熱海・伊豆・京都』のように、名指しで『秋保』と呼ばれたい」と若女将は力強く語りました。

ここが知りたい1

高橋和子 若女将

先輩の声

お客様の気持ちに寄り添った対応を

堀内彩花 予約係

主な仕事は予約係として、お客様からの宿泊予約の電話対応です。
お客様が、緑水亭に訪れることが楽しみになるような電話対応を心掛けています。宿泊して喜んで帰っていただけるのと同じように、幸せな気持ちで電話を終えることができた喜んでくれるお客様がいるという事実が、やる気に繋がっています。
入社のきっかけは、大学時代にアルバイトでアパレルの仕事をしていて、接客でお客様に喜んでもらうことが嬉しく感じたことです。数ある接客業の中から旅館を選んだのは、命を預かる職業であり、ワンランク上の接客業が学べると思ったからです。
電話対応をしていて、アレルギーについての質問や、ご高齢のお客様からのご要望など、命に関わる重大なことも相談されます。そこは大学時代の接客業と違うと感じるところですね。
また、自分が良かれと思ってやっていても、お客様はそこまで求めていないということがあります。自分が良いと思うことばかりを押し付けるだけでなく、お客様が何を求めているのか、しっかり最後まで聞いてから、自分には何ができるのかを落ち着いて考えるようにしています。
料金とお部屋の案内はもちろん、どんな思いで緑水亭を選んでくれたのか電話で感じ取り、機械的な予約ではなく、お客様に気持ちに寄り添った対応をしたいです。

先輩の声

堀内彩花 予約係

仕事柄ついついやってしまうこと

仕事柄、同じサービスを受けたときに「この人のやり方がすごく心地良かったな」、「今のは不快だったな」というのはよく感じます。あとは、それほどかしこまった場所ではないのに「かしこまりました。」などついつい言ってしまいます。普段使う丁寧な言葉が、そういう場面でもポロっと出てしまうことがあります。言われた側もびっくりしていますよ。

堀内さんの1日

9:00出社・事務所の清掃
予約の電話対応、問い合わせメールの返信
12:00昼食
13:00予約の電話対応
15:00客室案内(チェックインされたお客様をお部屋までご案内)
16:00予約の電話対応
18:00夕食のレストラン会場にてお客様をお席までご案内
19:30退社

取材の感想

菅野 綾香 菅野 綾香 東北福祉大学 4年
私にとって緑水亭は休日によく訪れる温泉なのですが、取材に参加しなければこれからも知らないままだっただろうということがたくさんありました。まず、基本情報から知らないことばかりで、これからはもっと自分の周りのものに興味を持って過ごしたいと思いました。また、おもてなしの心や、秋保に対する気持ちの大きさは尊敬いたしました。これを機に、自分の地域への思いや気遣いの心を育みたいと思います。

工藤 弘貴 工藤 弘貴 東北学院大学 3年
若女将は「たくさんの人に来ていただけることが旅館の魅力であり、個性の違うさまざまな人に出会うことができるのは楽しいですよ」と仕事の魅力をお話してくれました。
旅館内では宿泊客の方の笑顔をたくさん見ることができました。宿泊客の笑顔が絶えないのは一つひとつの出会いを大切にし、お客様に満足してもらうために細やかなところまで気遣いを怠らないことを徹底している緑水亭だからこそではないかと思いました。

千葉 すみれ 千葉 すみれ 宮城学院女子大学 1年
若女将の秋保に対する強い思いが終始伝わってくる取材でした。秋保を知ってもらうことと、地域貢献をリンクさせた素敵な取り組みが沢山で驚きました。緑水亭の昔からある良さを生かしつつ、新しいイベントの企画もされていることを知り、秋保の魅力とトップレベルのおもてなしを間近で感じることができました。

  • 菅野 綾香 東北福祉大学 4年 菅野 綾香 私にとって緑水亭は休日によく訪れる温泉なのですが、取材に参加しなければこれからも知らないままだっただろうということがたくさんありました。まず、基本情報から知らないことばかりで、これからはもっと自分の周りのものに興味を持って過ごしたいと思いました。また、おもてなしの心や、秋保に対する気持ちの大きさは尊敬いたしました。これを機に、自分の地域への思いや気遣いの心を育みたいと思います。
  • 工藤 弘貴 東北学院大学 3年 工藤 弘貴 若女将は「たくさんの人に来ていただけることが旅館の魅力であり、個性の違うさまざまな人に出会うことができるのは楽しいですよ」と仕事の魅力をお話してくれました。
    旅館内では宿泊客の方の笑顔をたくさん見ることができました。宿泊客の笑顔が絶えないのは一つひとつの出会いを大切にし、お客様に満足してもらうために細やかなところまで気遣いを怠らないことを徹底している緑水亭だからこそではないかと思いました。
  • 千葉 すみれ 宮城学院女子大学 1年 千葉 すみれ 若女将の秋保に対する強い思いが終始伝わってくる取材でした。秋保を知ってもらうことと、地域貢献をリンクさせた素敵な取り組みが沢山で驚きました。緑水亭の昔からある良さを生かしつつ、新しいイベントの企画もされていることを知り、秋保の魅力とトップレベルのおもてなしを間近で感じることができました。