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株式会社 本山製作所
製造業〔その他地域〕

時代の求める確かな技術を世界へ

株式会社 本山製作所 株式会社 本山製作所
所在地
〒981-3697 黒川郡大衡村字亀岡5-2
Tel. 022-344-4511 Fax. 022-344-4522
http://www.motoyama-cp.co.jp/
代表者
代表取締役社長 近藤 一晴
資本金
3億円
創業設立年
1924年
受賞歴等
1990年 科学技術長官賞
2002年 (社)宮城労働基準協会長賞
2011年 中央職業能力開発協会会長表彰(技能検定事業部門)、大衡村功労者表彰

(2018年10月取材)

代表者氏名

取締役工場長
丸谷 等

大衡を中心に確かな技術を世界へ

株式会社本山製作所は、1924年に創業し、数々の自動調節弁・安全弁をはじめとする各種バルブを手がけてきました。現在では、大衡工場を中心に、国内13カ所に支店・営業所を構え、中国にも販売拠点を持つほどの大きな企業に成長しました。製品は国内大手プラントメーカーだけではなく、海外90カ国以上に輸出され、世界中で「MOTOYAMA」のブランドで使われています。長年積み重ねてきた豊富なノウハウ・技術が強みで、それを活かして国内外で高い信頼を獲得しています。また、本山製作所では顧客や製品だけでなく、社員も大切にしています。工場内は冷暖房完備になっていて、とても働きやすい環境が整っているといえます。その為、工場内で働く社員の中には女性も多くいます。また、年間の残業時間の制限が決められていて、残業が多い社員には是正勧告をするなど、制度面でも社員を第一に考えて、環境づくりをしています。

採用情報
※ 直近の採用人数
2016年 0名
2017年 0名
2018年 1名

事業内容 見えない部品だからこそ、高い技術力でアフターケアまで万全に

本山製作所ではプラント用調節弁・安全弁といった流体制御機器を取り扱っており、主に石油化学・エネルギー市場をターゲットにしています。お客様のプラントの種類や用途により要求される性能が多種多様である為、受注を受けてから生産しています。プラントにおける流体条件を正確に把握し、最適な構造・材質・制御特性を持つ商品を選び、お客様に提供しています。本山製作所の製品は、家電や自動車とは違い、一般市民の人が日常生活で目にする機会はあまりありません。しかし、最先端のインフラ事業でも本山製作所の製品が数多く使われており、実は社会において重要な役割を担っているのです。そのような製品が故障して、お客様や一般市民に影響を与えることがないように、国内8カ所にサービスセンターを配置し、アフターケアとして国内プラントの保全ニーズに応えられる高いメンテナンス技術を提供することを心がけています。

将来のビジョン 国内外で信頼されるサービスを目指して

本山製作所は、2024年に創立100周年を迎えます。2007年には株式会社栗本鐵工所のグループ会社となり、「モノづくりで未来を創る」を新たなコンセプトとして、プラントの安全・安心な操業に日々努めてきました。技術面では、既存商品のコストダウンを進め、クライアントのニーズに適応した新商品を開発していきます。品質面では、改めて基本的な品質管理を見直し、クレーム・不適合発生を未然に防ぎ、良品しか出荷されない体制を万全にしています。サービス面では、プラントのスマート化に対応して、メンテナンスデータを整備・体制化して予防修理の提案を行う新たな取り組みを始めています。このような取り組みによって、「本山製作所に依頼しなければ安心できない」と言われるような、プラント運営のサポートができる技術とサービスを、これからも提供し続けることを目指しています。

求める人材像 超えた壁の大きさだけ、自分も成長できる

当社で活躍しているのは、自ら積極的に働きかけ、周囲を巻き込むことができる意欲・活力を持つ人だと考えています。バルブが製造されプラントで使用されるまでには、クライアントはもちろん協力メーカーとの調整・交渉は欠かせません。多くの関係者を巻き込み、協力を経て最善の方法を導き出し、クライアントの期待に応えていくことを重視しています。
また、こういったやりとりで重要になるのが、コミュニケーション能力です。会話のキャッチボールを通じて、相手の心を動かせる人を求めています。
最後に、現状に満足することのない姿勢を持つ人です。90年以上の歴史のある当社ですが、これまで存続してきたのは時代やクライアントのニーズ変化に合わせ、現状に満足することのない姿勢で新しいことに取り組んできた結果です。常に現状に満足せず、改善意欲を持っている人こそ社内外の高い期待に応えられると信じています。
高い期待を超え続けるのは難しいけれど、『超えた壁の大きさだけ、自分も成長できる』そんな自己成長を実感できる環境で、あなたも一緒に自分を高めていきませんか。

求める人材像

工場内の様子

ポイント
  • 周囲を巻き込むことができる意欲・活力
  • コミュニケーション能力
  • 現状に満足しない姿勢
WISE記者の企業体験記

高い技術力を感じた企業体験

まず、工場の中を見学すると、普段の生活ではなかなか見ることのできないような作業風景が目の前に広がっていました。溶接ラインでは、熟練の技能者が火花を散らしながら作業を行っており、初めて見る光景に心躍りました。組み立てラインを見てみると、製品の上に置いてある書類に、何やらびっしりと書いてありました。案内をしてくださった技術課の三浦さんによると、「お客様の要望によって数百種類もある仕様から検討し、形や大きさ、材料なども細部まで要望に応えるために細かく書いてある」ということで、バリエーションの多さに驚きました。
また、企業体験として調節弁の作動テストを実際に行わせていただきました。調節弁とは何か、知らない人もいることでしょう。読んで字の通り、出される信号に従い流体の流れる量を調節する機械で、普段私たちがあまり目にすることはありませんが、様々な工場で使われています。作動テストを実際に体験してみて、出された信号と、流体の量の誤差がとても小さいことに気づきました。最初に流体の量を調節してみると、一気に増やしたときや減らしたときの反動として、わずかなズレが生じることがあります。そのズレを小さくするために様々な原因を考え、調整を行います。すると、次に流体の量を調節したときには、ほとんどズレがなくなっていました。この結果を見て、調節弁には、国内でも世界でも評価されるほどのMOTOYAMAの高度な技術が用いられているのだということが分かりました。

企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

働きやすい環境づくり

働く人々の環境について伺ってきました。バルブを扱う工場ということで、現場には男性しかいないのでは、と想像していました。しかし、実際に工場を見学させていただいたときには女性の姿も見受けられました。お話を伺うと、女性も現場で働くことのできるよう、職務の幅を広げているそうです。また新人教育にも力を入れています。工場でバルブを製造する過程は、数多くあります。一つの過程しか経験させないのではなく、各過程を回って仕事をするところから始まります。これによって、新入社員でも、幅広い技術力を培うことができます。始めは新しい環境に戸惑うことがほとんどのため、ブラザー制度を導入しています。ブラザー制度とは、新入社員一人につき、先輩社員一人がブラザーとして、生活の悩みや、仕事の悩みなどを相談する場を設ける制度で、安心して仕事にあたることができそうです。

ここが知りたい1

現場で働く女性

自分の強みを生かして

本山製作所では、バルブの製造に限らず、設計、加工、検査、修理、アフターサービス、メンテナンス、営業など、さまざまな業務を行っています。製造して販売するまでが仕事ではなく、使用後のサービスも充実しています。年間を通じて、優秀なスタッフが、バルブを使用している会社に出向いて修理やメンテナンスを行うこともあります。国内なら北海道から九州まで、海外なら韓国やシンガポール、マレーシアなどのアジアの国々に納入先があるので、出張で行くことも貴重な経験です。これらのアフターサービスによって安心・安全で高い品質を維持することができるため、世界からも信頼される企業になっていきました。入社後はさまざまな業務を経験できるので、数多くの業務の中から、自分の強みや関心に合った業務を見つけることができます。

ここが知りたい2

デモンストレーション用のバルブ

先輩の声

責任感を持ち、不明点はすぐに解決することが大切

三浦 彰仁 技術部調節弁技術課

私は、調節弁技術課に所属しており、お客様から調節弁の要望を受け取り、それを基にどのようなバルブが適正なのかということを検討する仕事をしています。調節弁は、多種多様な形状・サイズ・材料があり、どのような用途で使うのかによって要求もさまざまです。お客様の要求にあった製品を作るために、最適な仕様を検討します。検討するにあたって気をつけていることは、お客様はどのような製品を求めているのだろうか?ということを常に考え、要求を見落とさないようにすることです。時には不明点が出る場合もある為、お客様に確認し、あいまいにせず、必ず解決するように心がけています。そうしなければ、お客様が要求する製品と、全く違う製品が出来てしまう危険性があるからです。自分が検討した仕様を基に生産が行われ、1度に数百台納入するような大きな案件の場合はお客様との技術的な窓口として対応する為、指示する、まとめる立場としての責任感を持って仕事に取り組んでいます。また、調節弁技術課に若い社員が増えてきており、世代交代が始まっています。ノウハウや技術が途切れないようしっかりと伝承しつつ、新しい技術へ積極的に挑戦していきたいです。

先輩の声

三浦彰仁・技術部調節弁技術課(東北学院大学工学部機械創成工学科出身)

仕事柄ついついやってしまうこと

街を歩いていて、バルブが使われていそうなプラントや工場を見ると、どのメーカーのバルブが使われているのかなどが気になってしまいます。「ものづくり」をする会社で働いている人は、そのような人が多いのかもしれません。また、物をよく比較して買うようになりました。以前は、物を買うときに比較をして買ったりすることはあまりありませんでしたが、私達も比較される立場であるということもあり、この仕事に就いてから、どっちのどのような点が優れているのかなどを比較して買うようになったと思います。

三浦さんの1日

6:00起床
8:00出社
8:25ラジオ体操
8:30始業
12:00昼休み
12:50始業
17:10終業・帰宅

取材の感想

高橋 実来 高橋 実来 宮城教育大学 3年
製造業の工場に関わることは、今回が初めてでしたし、バルブを普段目にすることがないので知識はほとんどありませんでしたが、様々な方の緻密な部分にまでこだわる努力の上に成り立つ産業だということが分かりました。この緻密さこそが日本、世界で活躍する企業たる所以なのだと感じ、私も社会人になったら自分の仕事にこだわりを持ち、地元に貢献していきたいと強く思いました。

町中 大悟 町中 大悟 東北学院大学 2年
本山製作所の社員の方々は、プラント施設などの写真を見て自社製品が写っているとすぐ分かるそうです。そのぐらい、製品に対して愛情や情熱を持って仕事をしているのであるということが分かりました。また、社員の皆さんは、どの方も会社や仕事が好きであるように感じましたし、会社も社員を第一に考えて施設環境や制度等を整えているように思いました。これからも、宮城や日本のものづくりを盛り上げていって欲しいです。

  • 高橋 実来 宮城教育大学 3年 高橋 実来 製造業の工場に関わることは、今回が初めてでしたし、バルブを普段目にすることがないので知識はほとんどありませんでしたが、様々な方の緻密な部分にまでこだわる努力の上に成り立つ産業だということが分かりました。この緻密さこそが日本、世界で活躍する企業たる所以なのだと感じ、私も社会人になったら自分の仕事にこだわりを持ち、地元に貢献していきたいと強く思いました。
  • 町中 大悟 東北学院大学 2年 町中 大悟 本山製作所の社員の方々は、プラント施設などの写真を見て自社製品が写っているとすぐ分かるそうです。そのぐらい、製品に対して愛情や情熱を持って仕事をしているのであるということが分かりました。また、社員の皆さんは、どの方も会社や仕事が好きであるように感じましたし、会社も社員を第一に考えて施設環境や制度等を整えているように思いました。これからも、宮城や日本のものづくりを盛り上げていって欲しいです。