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医療法人泉整形外科病院 介護老人保健施設コスモス
医療、福祉〔仙台市泉区〕

心に寄り添う介護を目指して

医療法人泉整形外科病院 介護老人保健施設コスモス 医療法人泉整形外科病院 介護老人保健施設コスモス
所在地
〒981-3121 仙台市泉区上谷刈字長命8
Tel. 022-777-3666 Fax. 022-777-3670
http://www.izumiseikei.com/?page_id=42
代表者
理事長 根本 忠信
資本金
2,000万円
創業設立年
2004年

(2018年8月取材)

代表者氏名

事務長
本田 義人

日常生活の負担を軽くするためのサポート

利用者に快適に過ごしてもらうために食事や入浴など日常生活のサポートを行っており、そしてサポートの中でリハビリによる家庭復帰を目指しています。食事面では食事の前に「パ」「タ」「カ」「ラ」と口を動かす体操や早口言葉を行っており、これらには食べ物が気管に入るのを防いだり、飲み込みを助ける効果があるそうです。実際に提供しているご飯も普通の白米、ペースト状、とろみをつけたものと、利用者の噛む力、飲み込む力などによってご飯の提供の仕方を変えているそうです。運動面では階段の上り下りや歩行がしやすくなるように、理学療法士の提案のもと立ち上がりの練習や手すりを使っての歩行を行っているそうです。施設で快適に過ごしてもらうことはもちろん歩行や食事の負担を少しでも軽くするため介護職員はもちろん、管理栄養士など多職種が連携して利用者一人ひとりにあったサポートをしていると話してくださいました。

採用情報
※ 直近の採用人数
2016年 2名
2017年 7名
2018年 5名

事業内容 一人ひとりと向き合った仕事を

介護老人保健施設は、医学的管理の下、看護・介護及び機能訓練、その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うなどの総合的なケアサービスを提供。それぞれの利用者が有する能力に応じて、自立した日常生活を営むように支援しています。主にリハビリ中心で、日々の食事は栄養管理士が毎日考え、同じメニューでも、個人にあった食べやすい方法でと一人ひとりと向き合い考えています。そのほかにも、さまざまな職種が存在し、利用者のリハビリや健康状態を常に心がけ、一日でも早く家族と過ごせるように支援しているそうです。通所リハビリステーションでは、リハビリだけではなく、職員がイベントを一から考え、利用者に楽しんでもらえるようにと考えています。

将来のビジョン 利用者の方々にとってよりよい環境の実現を目指す

コスモスと泉整形外科病院へは無料循環バスで結ばれているのですが、その運行ルートにスポーツクラブを建設予定です。施設の中の娯楽だけでは限りがあるので、体を動かし楽しんでいただくことで、気分転換やストレス解消・健康維持に繋げていけたらと思っています。さらに介護施設の拡大を予定しています。現在100床入所できるのですが、ベッド数が少なく、受け入れ人数が限られているので、より多くの方に利用していただけるよう努めたいです。また、現在、震災当時の食料不足で調達が大変だった経験から、秋保でじゃがいもの栽培を行っています。試験的に栽培しているため、自分達でやるという意識づけのためにも、少しずつ食料を事前に確保していけたらいいと考えています。次はお米を栽培したいと思っています。よりよい環境の実現に向けて前進していきます。

求める人材像 思いやり、向上心、自発性がある人

求める人物像として、三つの事を大事にしています。第一に、思いやりをもって接することができる人です。施設の利用者や家族だけではなく、職場の同僚・介護・看護・リハビリそのほか多くのスタッフと協力し、思いやりの心をもって業務にあたることを大切にしています。二つ目は、向上心がある人です。介護の仕事は無資格、未経験からスタートする人が多くいて、資格のない人は資格取得を目指し、有資格者は最新の情報や技術を習得し、根拠をもって業務にあたっています。常に目標をもって歩き続ける努力が必要で、そのような人材を求めています。三つ目は、自発性がある人です。コスモスでは、より良い介護サービスを提供するために、日々職員同士のコミュニケーションを大切にし、自ら行動するようにしています。社会人の基本である挨拶はもちろんのこと「報告」「連絡」「相談」も積極的に行い、人が嫌がることでも進んで取り組むように心がけています。このような積極的で自発性のある人材を求めています。

求める人材像

作業風景

ポイント
  • 思いやりを持って接することができる人
  • 向上心がある人
  • 自発性がある人
WISE記者の企業体験記

一人ひとりにあったサービスを

施設内を見学させていただきました。施設内は、手すりが廊下や階段、トイレなどあらゆる所に設置されており、手すりの先端は折れ曲がっていて、袖口が引っ掛からない形状になっていました。また、利用者の安全を考えたオートロックになっていたり、誤って押すのを防止するために自動ドアボタンが上の方に設置されていたりと、工夫が施されていました。こういった工夫がいくつもあることによって、過ごしやすい環境に変化していくんだと実感しました。入り口の壁には季節の象徴として桜、ひまわり、もみじ、かまくらなどがプレートに描かれていました。さらに個人の場所が分かりやすいように、花の絵などが部屋番号とセットになっていて、視覚的に覚えられるようになっています。また、同じ食事のメニューでも、むせてしまわないよう味噌汁にとろみをつけるなど、一人ひとりの噛む力にあわせて食材をきざんだり、ペースト状に調理するそうです。さらに食事を運ぶ際は温冷配膳車と呼ばれる最適な温度で食事を提供できる機械を使用しており、食欲をそそる温かい状態で届けることができます。4階は展望となっておりリハビリや休憩ができる場所となっています。庭園にある畑ではさつまいもやさといもを栽培していて、スイートポテトや秋に芋煮をする際に食べるそうです。最後に、施設内のレストランで定食をいただきました。曜日ごとのメニューが決まっていて、栄養バランスの考えられたヘルシーな食事をいただく事ができます。自分の日頃の食生活を振り返る良い経験となりました。

企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

充実した年間行事

コスモスでは、1年を通してさまざまな行事が行われています。そこでどんな行事を行っているのか内容についてお話をうかがいました。夏には夏祭り、流しそうめん、スイカ割りを行いました。夏祭りでは施設の中に屋台を出して普段とは違う、夏祭りならではの食事を楽しんでもらえるようにしました。9月には敬老会、12月にはクリスマス会や忘年会、2月には職員が鬼役になって豆まきを行いました。また利用者の誕生日の月には誕生日をお祝いするお誕生日会を開催しています。ほかにも七夕をみんなで作り仙台七夕に出展しました。こうした年間行事は、介護職員が中心になって企画しており、どうすれば利用者が楽しんでもらえるか、喜んでくれるか、元気になるかを考えて企画しています。

ここが知りたい1

実際に作った七夕飾り

心身ともに負担の少ない入浴を

コスモスでは入浴のサービスを行っていますが、その浴室を詳しく見せていただきました。浴室には家庭浴室と特殊浴室の2種類があります。特殊浴室には階段・リフト・チェアーの3タイプの浴槽があります。階段タイプは浴槽の中に階段が設けられ、一緒に手すりもついているので歩行を補助し負担を軽くしてくれます。リフトタイプはリフトが上がり下がりするため、立ち上がったりしゃがんだりする動作が必要ありません。チェアータイプは椅子に座ったまま入浴できます。特殊浴室は共同で使いますが、一人で落ち着いて入浴したいという方には家庭浴室があります。こちらは一人で入ることができ、実際に家にあるような浴室と変わらないつくりになっています。このように足腰の不自由な方でも安全に負担が少なく入浴できます。

ここが知りたい2

特殊浴室の内観

先輩の声

気持ちを読み取ることを大切に

齋藤 結梨 介護福祉士 秋ユニットサブリーダー

私が介護の道に進もうと思ったきっかけは、幼いころに祖母が自分の母親を介護するといういわゆる老老介護を見てきたからです。若い人が介護をするのも大変なのに、体の自由の利かない祖母が介護している大変そうな姿を見て、何もできなかった自分がとても歯がゆかったです。それから介護の道に進もうと思い高校、専門学校で介護の勉強をしました。学校を卒業し入社しましたが実際に入社する前と後ではかなり印象が異なりました。学校では実習も行いましたが利用者の表面しか見れておらず、入社してからは徐々に内側も見えてきて、隅々までちゃんと見なくてはいけないことが分かりました。先輩の職員から家族や入所する前のことなど、ある程度の情報は与えられますが、やはりそれだけでは内側を見ることが出来ないので、ちゃんとコミュニケーションをとることがとても大事ですね。中には言語障害などで直接会話することが難しい方もいます。しかし誰でも何かしらのサインは出しています。そのため、人生の先輩として尊重しながら一人ひとり何が言いたいのか、何を考えているのか読み取るように心がけています。読み取ることはなかなか難しいですが利用者に「ありがとう」「あなたがいてくれてよかった」と言ってもらえることが、とても嬉しくやりがいを感じています。

先輩の声

齋藤結梨 仙台医療秘書福祉専門学校 介護福祉科

仕事柄ついついやってしまうこと

私がプライベートで職業病だなと感じてしまうときは、「レストランの食品サンプルを見て、自分自身は食べることができるけど、利用者さんは食べることができないな」と考えてしまうことです。また「階段を上り下りする際に、急で歩き辛いだろう」や「少しの坂でも手すりがあれば歩くのが楽になるだろう」といった、常に利用者さんのことを考えた場面が非常に多いです。横断歩道を歩いている時でも、高齢者の方が荷物を持っていたりすると、荷物を持ってあげようといった、助けようという気持ちが強くなりました。

齋藤さんの1日

8:15出社、朝礼
8:30~夜勤者からの申し送り、朝食後の服薬等の介助
9:00~ラジオ体操、レクリエーション、生活リハビリ
11:00~居室で休まれている方の離床介助、記録業務
11:45~昼食配膳
12:00~休憩、昼食
13:00~フロアにて見守りや排泄介助その他
15:00~おやつ配膳
16:00~記録業務その他、夜勤者への申し送り
17:45~夕食準備
18:00退社

取材の感想

遠藤 陽香 遠藤 陽香 宮城学院女子大学 2年
食べ物を飲み込みやすくするためにご飯にとろみをつけたり、歩行の負担を軽くするために立ち上がりの練習をしたりと日常生活のサポートをすることで自宅への復帰を目指していることが分かりました。また様々な年間行事を行ったりと身体的な負担を軽減するためのサービスはもちろん利用者さんに楽しんでもらうためのサービスも充実しておりいつも利用者さんのために何をしてあげられるかを考えているのだなと感じました。

太田 杏梨 太田 杏梨 宮城学院女子大学 1年
普段目にすることができるバリアフリーが施設には多く設備されており、一つひとつの工夫が体の負担の軽減に繋がっていることに感動しました。トイレの広さや手すりの位置など、意味を知れば知るほど興味深くなり、他にはどんなものがあるのか、もっと目を向けていきたいと思います。また、本田さんが従業員の紹介を詳しく説明する姿や、利用者に明るく笑顔で声をかけている姿を見て、思いやる気持ちの大切さを強く感じた取材でした。

鴇田 楓由稀 鴇田 楓由稀 東北工業大学 2年
コスモスさんを取材して、本田事務長の話されていた「利用者の方々が1日でも早く住み慣れた家庭へ復帰できるように支援する」、「毎日の辛いリハビリだけではなく、イベントを通して楽しんでもらい、共に楽しみ共に頑張っていく」という思いが伝わってきました。本田事務長が、自分の仕事に誇りとプライドを持つことで、成長していけると語っていたので、自分も残りの学生生活を頑張りたいと思いました。

  • 遠藤 陽香 宮城学院女子大学 2年 遠藤 陽香 食べ物を飲み込みやすくするためにご飯にとろみをつけたり、歩行の負担を軽くするために立ち上がりの練習をしたりと日常生活のサポートをすることで自宅への復帰を目指していることが分かりました。また様々な年間行事を行ったりと身体的な負担を軽減するためのサービスはもちろん利用者さんに楽しんでもらうためのサービスも充実しておりいつも利用者さんのために何をしてあげられるかを考えているのだなと感じました。
  • 太田 杏梨 宮城学院女子大学 1年 太田 杏梨 普段目にすることができるバリアフリーが施設には多く設備されており、一つひとつの工夫が体の負担の軽減に繋がっていることに感動しました。トイレの広さや手すりの位置など、意味を知れば知るほど興味深くなり、他にはどんなものがあるのか、もっと目を向けていきたいと思います。また、本田さんが従業員の紹介を詳しく説明する姿や、利用者に明るく笑顔で声をかけている姿を見て、思いやる気持ちの大切さを強く感じた取材でした。
  • 鴇田 楓由稀 東北工業大学 2年 鴇田 楓由稀 コスモスさんを取材して、本田事務長の話されていた「利用者の方々が1日でも早く住み慣れた家庭へ復帰できるように支援する」、「毎日の辛いリハビリだけではなく、イベントを通して楽しんでもらい、共に楽しみ共に頑張っていく」という思いが伝わってきました。本田事務長が、自分の仕事に誇りとプライドを持つことで、成長していけると語っていたので、自分も残りの学生生活を頑張りたいと思いました。