WISE:Work-style Information by Student's Eye

新プロジェクト「WISE」始動!
学生による学生のための
地域企業情報誌&WEBサイトを作ろう!

株式会社 岩沼精工
製造業〔その他地域〕

試作から量産まで、お客様に徹底的に寄り添いご提案

株式会社 岩沼精工 株式会社 岩沼精工
所在地
〒989-2421 岩沼市下野郷字大松原305-3
Tel. 0223-29-2121 Fax. 0223-29-2122
http://www.iwanuma-seiko.jp
代表者
代表取締役社長 千葉 厚治
資本金
1,000万円
創業設立年
1974年
受賞歴等
2004年 ISO9001
2007年 ISO14001
2017年 圧着端子の製造方法及び圧着端子特許取得 
2018年 ケーブルクリップ特許取得

(2018年9月取材)

代表者氏名

代表取締役社長
千葉 厚治

社員の日々の努力が生み出す金型加工の対応力

株式会社岩沼精工はお客様が要望される、ありとあらゆる形状の金属部品加工を行っています。金属部品には高い精度を求められますが、その品質を維持しながらもコスト削減等の提案も行います。お客様の開発段階から携わる事が可能で、試作から量産まで一貫対応しています。これまで培った豊富な経験、技術力を活かしながらも日々新しい図面と向き合い、試行錯誤を繰り返しながらものづくりをする仕事です。そうした中でこれまで経験の無い形状の加工や難易度の高い加工を通し、自分自身のスキルアップを図ることも可能です。職場には経験豊富な先輩方がいるため、アドバイスをもらいながら継続的なチャレンジが出来、また困難を乗り越えた時の達成感を味わうことも出来ます。金属加工を通して、知識や技術だけではなく、自分自身を大きく成長出来る職場です。また、金属加工の職場には女性社員の方の割合が多いことも特徴で、男女の枠に囚われない働きやすい環境です。

採用情報
※ 直近の採用人数
2016年 1名
2017年 0名
2018年 0名

事業内容 どんな金属にも対応ができる!

岩沼精工の事業内容はプレス加工、機械加工、板金加工と金属全般の加工を主としています。また、営業や設計者が直接お客様とやり取りをさせて頂き、一緒にものづくりをするという側面もあり、取引先は電機メーカー等の大手企業をはじめ、多くのお客様と仕事をさせて頂いております。
当社の特徴のひとつとして、試作から量産まで一貫対応をする点が挙げられます。量産時に想定される不具合要因を試作の段階で洗い出しをし、安定した量産加工を実現することで、お客様から高い評価を頂いております。
もうひとつの特徴として、プレス・切削・板金とカテゴリーの異なる分野を1社で対応しているため、一つの窓口で多くのご要望を受けることができ、お客様より重宝して頂いております。

将来のビジョン お客様のニーズに応えられるように

お客様が常に求められるものは価格・品質・スピードですが、当社はこれまでの加工方法や固定概念に囚われない新しいものづくり・工法を追求し、新たな価値の提案をしていきます。求められるものプラスワンを目指して、お客様との信頼関係を築き、さらには新しい技術で社会に貢献していきたいと思います。

求める人材像 粘り強く向上心がある人

必要としている人材は、粘り強く、負けん気がある人、また自ら積極的に、貪欲に学ぶという向上心を持っている人です。これまでは工業系の高校、大学を中心に求人を行っていましたが、近年では普通科の学生、工業系以外の大学生も対象に求人を行っています。たしかに工業系出身の学生は基礎知識がある為、仕事への馴染みが早いですが工業系以外の学生でも十分に活躍が出来ます。当社の新人教育は2ヶ月程度の基礎教育を行いますので、ものづくりに関する基礎知識がなくとも、好奇心と向上心をもって取り組めば必ず成長が出来ます。最近では女性の方も金属加工に興味を持っている方が増え、女性ならではの器用さで能力を発揮し、ものづくりの職場で活躍しています。

求める人材像
ポイント
  • 向上心があり自分をスキルアップしたい人 
  • 工業に関する仕事が好きな人
  • 普通科出身でも工業に興味がある人
WISE記者の企業体験記

機械と向き合い自分と向き合う

私たちは工場全体を見学させていただきました。工場には、試作から量産までを担うたくさんの機械が並べてありました。加工する金属材料には重みがあり、工場内のどの図面にもお客様の求める形にするための数字が細かく入っています。出来上がった製品がどれも図面通り複雑な形状をしていて、どうすれば硬い金属の塊の状態からこのような形が生まれるのかとても不思議でした。金属に対して8/1,000という、髪の毛の太さである3/100mmとも比べ物にならない単位の加工を可能とする岩沼精工だからこそ、機械に向き合う人たちは慎重に集中して作業をしていました。
私たちが見学をしていた最中に、作業をしていた方が隣で作業していた方に作業の相談をしているところを見かけました。実際に工場で働いている方にお話を伺った際に、「ここで働く人は20歳〜60歳と幅広いです。しかし年齢の差に関係なく信頼関係があり、わからないことなど相談できる環境が整っている」そうで、同じ会社で働く者として良い関係性が築かれていることを実感しました。
取材していた中でも働く者どうしの助け合いという点で、「質問された人は6割だけ教えて、質問した人自身に考えさせる部分を残す教え方をしてくれます」と話してくれました。教えるということが課題解決としてだけでなく、その人自身の成長のためにもなる配慮がなされていました。社員一人ひとりの、日々試行錯誤を繰り返しているひたむきな姿勢が、岩沼精工に対する信頼の高さにつながっていると感じました。

ここが知りたい

固定概念をも覆す新しい視点からしか見えない可能性の追求

岩沼精工が誇る、お客様の要望に対する「対応力の高さ」について伺いました。
たとえ加工に必要な機械がたくさんあるとは言っても、機械自体1つ1つの機能は決まっています。一方で、お客様の求める案件の内容は一様でないために、手渡される図面が毎日異なります。今ある機械は限られているのにどんな金属加工もなせる、岩沼精工の対応力はどこから生まれているのでしょうか。
秘密は岩沼精工が編み出した「新しい工法」にあります。確かに、機械の機能は限られています。しかし一般的に言われる機能とは「機械の限界」として表されるものではなく、「一定の役割を果たす機械としてあるための説明書による制限」でしかありません。
この考え方をもとに生まれたのが「新しい工法」であり、機械の新しい能力を自分たちで見出すことで、工程の削減および機械の加工の幅を広げることを指します。新しい機械で新しい製品に加工をするのではなく、今ある機械の加工の幅を広めてあげることでもさまざまな可能性を生み出すことができます。
実際に作業工程の削減や、機械の新しい活用方法により生まれた加工で、特許を取得することなどにつながっており、お客様との交渉のなかで相手企業との信頼関係を築く上でも重要な役目を果たしています。
「新しい工法」は、機械を用いる生産をしていく中で、「新しい機械を待つ」という受け身の姿勢とは異なる積極的な姿勢を感じ取ることができます。

変化は変化によって生まれる

岩沼精工のホームページには、活動内容の一つとして「職場の環境改善」という記述がありました。この活動は具体的にどんなものであり、工場での作業にどう関係するのかについて伺いました。「環境改善」というと大々的に、または指示に基づいて全体で行うもののように捉えてしまっていたものの、そうではありませんでした。
例えば、「自分の作業中の周辺をこう変えたら、この作業がしやすくなった」「ここにこれを置くことで次の作業のこんなことがしやすくなった」など、一人ひとりのわずかな変化をみんなに伝え、継続させることで長いスパンでの会社全体の利益につなげるという活動でした。この活動は少しの工夫も大事であることを気づかせるだけではなく、従業員の中の1個人として会社に貢献することの喜びを感じてもらうという仕組みです。職場改善に貢献した全ての人に賞状が手渡されるそうです。ただ働くのではなく、工場で働く一人ひとりに向上心を持たせられるような工夫がなされており、働く人たちを想う会社の姿を垣間見ることができました。
精密機器を扱う工場内では気温でも金属の状態がわずかに変化し製品に影響します。より正確な作業をしようとする気持ちが、少しの変化も生かそうとする姿勢に現れていると感じました。

先輩の声

部品が完成したときの喜びが、仕事のやりがいです

東海林 大輔

マシニングセンターで、金属を加工する機械のオペレーターをしています。使用する工具のセット準備、自動運転をスタートさせるまでがオペレーターの役目です。私はマシニングセンター4台分のプログラミングを担当しています。
製造業に携わっていると、毎日が挑戦の連続です。お客様から頂く設計図は複雑で、初めて見るものが大半を占めています。「こんなの無理だ」と思うこともしばしばで、1つの部品を完成させるのに数日を要するときもあります。それでも、自分が持っている知識と経験をフル活用して部品が完成したときには、達成感と自信を得ることができますし、「この仕事をやっていて良かった」と思えます。「もっと短時間かつ仕上がり製品がいいものを製造したい」という向上心を抱いて、日々仕事に励んでいます。
今は三次元加工のプログラミングをマスターすることを目標としています。岩沼精工ではできる人が一人しかいない、新しいプログラミングです。製造業は日々進化しているので、自分のスキルも進化させなければいけません。自分にしかできない仕事を増やして、会社に貢献したいと思っています。

先輩の声

東海林 大輔さん(宮城工業高等学校 電子機械科 卒)

仕事柄ついついやってしまうこと

買い物をしているとき、売られている商品の材料費や加工費などの原価を考えてしまいます。そして想像より値段が安い商品を見つけると、「こんなに安く作れるのか」と驚きます。それから、商品にどんな部品が使われているのか、どんな加工がされているのかも気になってしまいます。「自分で作ってみたい」とか、「自分だったらこう加工するな」とあれこれ想像します。岩沼精工に入社する前は、物の中身を気にすることはありませんでした。

東海林さんの1日

7:40 出社
7:50工場内清掃
8:20ラジオ体操(全体)
8:30朝礼
8:40作業内容の確認、班内打ち合わせ
10:0010分休憩
10:10機械内段取 兼 加工
12:00お昼休憩
12:45加工プログラム作成
15:0010分休憩
15:10進捗状況の確認、加工プログラム作成
17:30作業終了
17:401日の作業内容まとめ
18:00退社

取材の感想

菅野 雄哉 菅野 雄哉 東北大学 3年
私は、社長と社員の仕事に対する思いが一致していることに感動しました。千葉社長と私がお話を伺った東海林さんは、仕事において「難しそうな仕事でも簡単に諦めてはいけない」と仰っていました。難しさを理由に仕事を断ってしまうと、会社にとっては利益を上げるチャンスを失うし、社員にとっては経験を積むチャンスを失ってしまうためです。私も、簡単に諦めない粘り強さを身につけなけないといけないな、と思いました。

鈴木 果也 鈴木 果也 東北工業大学 2年
今回、岩沼精工に取材をさせていただき貴重な体験となりました。私自身、企業に赴き、取材するということは初めてでとても緊張しました。千葉社長には、取材を受けていただき感謝しております。千葉社長が直々に会社の工場内を案内していただき普段見れない場所まで見学でき、とても良い体験になりました。この度はありがとうございました。

熊谷 未来 熊谷 未来 宮城学院女子大学 1年
「傷がついていても製品と言えるが、『お客様が求める製品の完璧な形』は図面上にしかない。」その完璧な形をどの位再現できるか、日々探求する工場の皆さんの姿勢が素晴らしいと思いました。ただ生産者としてではなく、同じ志を持つ者としての集団意識の高さを感じました。社員の手の器用さを生かして生産したコマで大会に出場し上位を取るなど、会社全体で特色を生かした幅広い活動も見られ、会社としての魅力も感じました。

  • 菅野 雄哉 東北大学 3年 菅野 雄哉 私は、社長と社員の仕事に対する思いが一致していることに感動しました。千葉社長と私がお話を伺った東海林さんは、仕事において「難しそうな仕事でも簡単に諦めてはいけない」と仰っていました。難しさを理由に仕事を断ってしまうと、会社にとっては利益を上げるチャンスを失うし、社員にとっては経験を積むチャンスを失ってしまうためです。私も、簡単に諦めない粘り強さを身につけなけないといけないな、と思いました。
  • 鈴木 果也 東北工業大学 2年 鈴木 果也 今回、岩沼精工に取材をさせていただき貴重な体験となりました。私自身、企業に赴き、取材するということは初めてでとても緊張しました。千葉社長には、取材を受けていただき感謝しております。千葉社長が直々に会社の工場内を案内していただき普段見れない場所まで見学でき、とても良い体験になりました。この度はありがとうございました。
  • 熊谷 未来 宮城学院女子大学 1年 熊谷 未来 「傷がついていても製品と言えるが、『お客様が求める製品の完璧な形』は図面上にしかない。」その完璧な形をどの位再現できるか、日々探求する工場の皆さんの姿勢が素晴らしいと思いました。ただ生産者としてではなく、同じ志を持つ者としての集団意識の高さを感じました。社員の手の器用さを生かして生産したコマで大会に出場し上位を取るなど、会社全体で特色を生かした幅広い活動も見られ、会社としての魅力も感じました。