企画立案から制作まで行うクリエイティブエージェンシー
実制作をメインとしたWeb制作会社が多い中、制作だけでなくクリエイティブディレクションも行っているのが特徴です。ソニーミュージックのキッズ専門ブランドKIDSTONEと共同で制作したガジェット「VOLLY」では、「音」、「体を動かすこと」を取り入れた子どもたちの新しい体験をつくり出すというテーマを受け、どういった玩具にするかというプロデュースから制作まで携わったそうです。ガジェットには自分で自由に声を吹き込むことができ、ぶつけたり転がしたりなど物理的な刺激を与えることで、吹き込んだ声が転がるスピードや衝撃の強さによって変化して再生されます。またガジェット本体にシールを貼って好きなように顔を作ることができます。そうすることで自然と愛着が湧き、「ガジェット」としてではなく、「VOLLYというともだち」として子どもたちが接するようになります。刺激の与え方を少し変えるだけで全く異なる音声が流れるため「こうしたらもっと面白くなるのではないか」などと、自分で考える力が身に付きます。話すことの大切さ、物を大事にする気持ちを育む新しいタイプの玩具です。
採用情報
- ※ 直近の採用人数
- 2017年 7名
事業内容 社員全員で一つの案件に取り組みます
主な業務内容はインタラクティブ広告の制作です。Webサイト制作やアプリ開発はもちろん、映像撮影やサーバー構築など幅広く手掛けています。まず仕事の依頼が来たら全員でどのようなコンテンツを作るかアイデアを出し合います。次に、例えば女性向けファッションブランドからの依頼だと、同じ女性の視点がある方がいいと女性社員を制作チームに入れるというように、案件ごとに一番適任な社員を集めて制作チームを作り、連携してサイトを作り上げます。スマホで撮影した写真や、イラストを使って自分だけのオリジナルラベルを作ることができるサッポロビールのサービス「フォトビー」では、ラベルのフレームとビールを入れる箱のデザイン制作などを行いました。ほかにも実際にサービスを利用する方に、どのような時に利用してほしいかなど具体的なイメージがわきやすいようにラベルビールのおすすめの使い方を説明したムービーの撮影も行いました。
将来のビジョン クリエイティブコンサルティング
「クリエイティブ・エージェンシー」として、エンジニア・デザイナーによるWebコンテンツ制作に終始するのではなく、企画段階から独自の経験や発想を集めたストーリー、企画を作っていきます。
会社全体としては、企業からの案件が多いですが、最近では、この仙台の地に身を置くオフィスということで、行政や自治体からの相談も増えています。宮城県の丸森町では、人口減少と若者の流出の問題に取り組みました。そこで、移住や起業などを呼びかけるWebサイトを構築。Web上の支援のほか、起業した後のアートディレクションサポートも行っていく予定です。
クリエイティブの目線と市民の目線の両眼を武器に、「こうしたらこうできるはず」といった提案・開発をWeb広告・企画でアプローチしていきます。案件そのものだけでなく、企業や自治体のブランディング、未来まで考えてものづくりをしていきます。
求める人材像 日常に潜む種をみつけ、まいてゆく
仕事をするにあたって「センス」という言葉は好みません。それは、システム設計やデザインもすべて、勉強・経験などの地盤があってからできるものだからです。その中で「ものづくり」をする過程をどれだけ愛し、どれだけ楽しめるか。使う人の気持ちになって、興味を誘うもの、見たいもの見せられるか、その視点が大事です。
映画を観ることや海外旅行に行くことはいい材料になりますね。未体験の領域に躊躇なく飛び込むことができる勇気は、仕事で、千差万別ある案件に当たる中で固定概念に縛られず、挑戦していくことにつながるでしょう。さらに、そこから何かを発見し、新たなきっかけ・種にできるか。それは、ものづくりの視点としても、非常に役立つはずです。
そして、その種をいかに仲間と共有できるか。日々の業務では、1つの案件を複数人のチームで担当します。そこでは、自らの知見やアイディアを、メンバーと共有しながら、積極的なコミュニケーションしていく必要があります。ものづくりは日々の生活と密接です。そういった、日常のつながりを大事にできる人を求めます。

ミーティングでの意見共有の様子
ポイント
- システム・デザインの勉強、経験をどれだけ積んだか
- 作り手と使用者、両方の視点
- 自らの発想・経験を、いかに仲間と共有し、高められるか