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仙台冷藏倉庫 株式会社
運輸業、郵便業〔仙台市太白区〕

徹底した温度管理、「食」を支えるプロ集団

仙台冷藏倉庫 株式会社 仙台冷藏倉庫 株式会社
所在地
〒982-0001 仙台市太白区八本松2-2-15
Tel. 022-247-0101 Fax. 022-247-0103
http://sendai-reizo-souko.co.jp/
代表者
代表取締役 金森 正志
資本金
1,000万円
創業設立年
1950年

(2016年11月取材)

金森 正志

代表取締役
金森 正志

業務内容 東北の「食」を支える

主にアイスやチキン、中華まんなど、冷蔵・冷凍保存が必要とされる食品をコンビニへ送り届ける仙台冷藏倉庫株式会社。24時間稼働の温度管理システム、冷凍・冷蔵・常温からなる三温度帯の保管、仕分作業、付帯作業、配送物流サービス業務構築を行っています。また、BtoBビジネスからBtoBtoCビジネスの三温度帯の通販事業の構築を通じて、「衣・食・住」の「食」を支えている物流企業です。さらに、創業地で本社がある太白区長町では、現在は賃貸マンションや貸店舗も経営しています。
正社員は約六十名、パート・アルバイトが約二十名で、男女比は6:4。東北の人口減少に伴い、「食」べる人も減るなか、温度管理と商品管理を徹底することで「安全」・「安心」を追求し、東北の「食」を支えています。私たちが生きていくために必要な食品を最適な状態に保っているのです。

将来のビジョン 商売は信頼づくりから

「時間はかかるかもしれませんが、宮城県や東北の産地と協力して、何かを発信していきたいです」と金森社長。物流を担う会社は、依頼された物を届けるというような、受動的な姿勢になりがちですが、小さな努力でも積み重ね、宮城県や東北のブランドを発信していくことで、能動的な働きかけができる企業になるのが理想です。お客様に「いいね!」と思っていただけるように、食品の味を守り続けているそうです。
商売は人とのつながりから生まれます。「これを買ってください、あれを買ってください」と言っただけでは、誰にも買ってもらえません。「食」の「安全」・「安心」を追求するという、現在の事業こそが商売の土台となる「信頼」をつくるのだそうです。「今は東北6県と新潟県への商品供給が中心ですが、将来はその幅を広げられるといいですね」と金森社長は話してくれました。

こんな人材を求めています 仕事は気付きの繰り返し

さまざまな気付きができる人を求めています。気付き、というのは誰かに育ててもらうものではなく、もともとその人が持っているものだと思っていますので、人それぞれでいい。内容の良し悪しではなく、気付くか、気付かないか、ということが重要だということです。
気付ける人は変化に対応できます。何も知らない仕事に初めて取り組んだとき、「もっと楽な方法があるのに、なぜ?」と思うことがあると思いますが、先輩社員に教わる中で、その理由を知ることができます。楽ではなく、手間を入れる必要があることに気付くのです。その気付きが、次につながり、何らかの新しい発想につながったりするのです。
学生時代はさまざまな経験をしておくべきだと思います。例えば、アルバイト。一つのことをやり遂げることに意義があるはずです。その中には先輩後輩という、上下関係がありますから、いい社会勉強になります。また、人と接することで、実際に働く自分をイメージすることにもつながり、仕事の質を向上させようという気持ちになると思います。当社には、そのような若い力が必要なのです。若い発想とベテランの知恵が合わさることで、考えもしなかったことができるのではないでしょうか。

先輩の声

チャレンジャー

佐野 君恵(宮城大学 食産業学部 卒) 管理部 第3センター 業務課

これまで経験したことのない仕事をして、自分自身の視野を広げたいという思いで志望しました。現在は主に冷凍食品を担当しており、出荷と入荷の作業をしています。お客様から預かっている商品と当社のデータ、お客様のデータが一致しているかをチェックしています。
入社2年目で正確さとスピードの両方を追求することに苦戦していますが、毎日「気付き」を重視しながら、異常がないかを慎重に確かめています。
当社にはさまざまなことに挑戦しようとする学生に入社してもらいたいですね。経験者優遇、という言葉にすがることなく、新しいことにチャレンジしてください。そして、学生時代はひたすら遊ぶべきだと思います。特に長期休暇は、普段できないことに取り組み、面白い経験を積むべきです。その中で、自分の将来を考えてみてください。

先輩の声

宮城大学食産業学部フードビジネス学科

社員による社長紹介

「そもそも論」が物事の始まりになる

金森 康治 取締役管理部長

広い視野で気付きがある人です。東日本大震災の影響で倉庫が半壊し、修復をしなければなりませんでした。その時、「壊れた倉庫とは別に、新しい倉庫を建てるぞ」との方向性が出たのですが、正直その言葉には驚かされました。事業が成り立つのかがわからない状況でしたが、当社が立ち止まっていたら「食」の物流が滞ってしまいます。お客様からの心配の声が絶えない中でしたが、半壊した倉庫の修理と新たな倉庫の建設が始まりました。社長の考え方やアンテナの高さには、いつも驚かされます。
「そもそも、何なのかを考えろ」と社長は言います。人と話すときや商品を売り込むときなど、なぜそれを行うのかを考える姿勢を学びました。悔いが残らないように、何ができるのかを考えることは大切だと思います。

社員による社長紹介

社長から学び続ける金森康治さん

ランチ

無心になって

佐野 君恵 管理部 第3センター 業務課

出荷と入荷などの対応があるため、10時から14時のタイミングのいいところで、1時間のお昼休みをとります。私はいつも自分が作ったお弁当を食堂で食べています。魚料理が得意なので、焼き魚や煮魚などをよくお弁当のおかずにしています。休みの時間は特に変わったことはせずに、ただ無心となって頭を休めます。これが疲れを癒す一番の方法だと思うんです。お昼休みを終えて、午後の業務も頑張ります。

ランチ

自分が作るお弁当で一息つく

この記事を書いた学生記者

「行動して失敗しろ」と金森社長がおっしゃいました。そして「行動しないで後悔する人が多すぎる」とも。なんとなく自分のことを言われている気がして、背筋が伸びました。私も失敗を恐れて動けない時があります。そんな時でも奮起して行動せねばと思いました。
「食」は命の源です。世の中に食べ物が溢れていることが、当たり前のことのように感じられるときがあります。私たちはその裏で多くの人が働いていることを忘れてはなりません。BtoBの物流の会社は、私たちの目には映りにくいですが、身近な存在です。家の冷蔵庫のドアを開けば、食品があります。そのことに感謝しなければなりません。お客様となり得るすべての人を思いやる、仙台冷藏倉庫の社員の方々。東北が今後、どのような道を歩んでいくのかわかりませんが、未来は明るいな、と思いました。(本間 翔)