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株式会社 奥羽木工所
製造業〔仙台市宮城野区〕

「人」だけでなく「環境」にもやさしい家具を全国へ

株式会社 奥羽木工所 株式会社 奥羽木工所
所在地
〒983-0841 仙台市宮城野区原町6-1-16
Tel. 022-257-4151 Fax. 022-257-3166
http://www.ohu.jp/index.htm
代表者
代表取締役社長 守屋 長光
資本金
3,000万円
創業設立年
1992年
受賞歴
2008年 経済産業省委託事業サプライチェーン省資源化連携事業
「グリーンサプライチェーン賞」受賞

(2016年11月取材)

青田 誠一

取締役総務部長
青田 誠一

業務内容 全国へ、人にやさしい家具を

主に学校や病院、老健施設など公共施設用の木製据付家具を製造している企業です。すべてオーダーメイドで、施設の使用目的や間取りに合う家具の提案・設計を行い、製造から施工までを行います。家具づくりに用いられるのは、建築廃材や地域ごとの県産材を使用した「ユニボード」という名称の両面化粧パーティクルボードです。シックハウスの原因とされる有害な物質の発生を抑えた、人にやさしい家具が作られています。
「コレが欲しい!」という、お客様の声に応え続けて24年。現在は百三十名ほどの従業員が働いています。お客様の要望を設計図に落とし込むところから始まり、見積もり、製造、納品という流れになっています。株式会社奥羽木工所が作った家具は、例えば、学校の昇降口にある下駄箱、教室のロッカー、掃除用具入れなど、県内にとどまることなく、全国各地に納品されています。

将来のビジョン お客様のニーズに応えつづける

これまでも、そしてこれからもお客様を第一に考える奥羽木工所。「できないことはない、という意気込みを持ち続けたい」と青田取締役は話します。お客様に「できません」と伝えてしまう、その時点でつながりが途切れてしまうからだそうです。どんなときであっても、別な方法を考え、それを提案していく姿勢を貫きます。
時代の移ろいとともに製造する家具も変化してきました。大きな変化は「安全面」だと言います。近年、指を挟まないように角を丸くしてほしいというような、要望が増えているそうです。また、宮城県では「宮城スギ」を使って、家具を作ってほしいという声も多いと言います。奥羽木工所では、そういったお客様の要望をも取り入れ、従来の材料であるユニボードに地元の材料を組み合わせた家具や、プラスチックのような新素材を組み合わせた家具づくりを通じて、人に、そして環境にやさしい新しい家具を作り出しています。

こんな人材を求めています さまざまな角度から学生を評価

人とのコミュニケーションが好きな学生に入社してもらいたいです。大学の成績が良くなかったとしてもいいのですが、入社してから仕事に関する勉強をしてもらわなければならないので、基礎学力は必要です。朝から晩までアルバイトを頑張るのもよいですが、大学での勉強も最低限やっていてほしいですね。そして、人の意見を聞くことができ、それを受けて自分の意見を言える学生を求めています。
当社は適性検査や漢字・計算などの筆記試験、面接で採用試験を行います。面接では学生一人ひとりの伸びるポイントを探しています。さらに、重視されるのが「成績表」。4年生の成績だけでなく、4年間の成績を総合的に見ています。どこを見られているかわからない、ということを頭に置いておくとよいのではないでしょうか。
採用に関しては、営業と製造は学部を問わず募集しています。専門的な知識は入社してから身に付けてもらえればと思いますが、入社後には施工管理技士の資格試験に挑戦してもらっています。一方、現場管理や施工図面を描く部門に関しては、専門の学部卒の学生のみの募集です。ものづくりにかかわりたい、自然や環境を守りたい、というみなさんの夢を聞かせてください。

先輩の声

地図に残る足跡。それは、努力の足跡

佐藤 和輝(東北工業大学 工学部 卒) 仙台港工場 業務課 技術係

会社説明会に参加して、学校などの公共施設に携わることに魅力を感じ、働きたいと思いました。地図に残る仕事。地図を見たときに学校があれば、自分が作った家具がそこにあります。それが日々のやりがいであり、喜びでもあります。
入社して半年。担当は施工管理で、主に現場と連絡を取るのが仕事です。現場の勝手がわからず、何をしていいかわからないときが多々あります。例えば、家具によって運び方に違いがあるのですが、それがわからないため、失敗を繰り返してしまいます。まだまだ学習している段階ですが、1人で一つの現場を担うことを目標として取り組んでいきたいですね。
常日頃、心掛けていることは「わからないことを、わからないままにしないこと」。先輩方は優しくフォローしてくださるので安心です。失敗してもすぐに立ち直れるポジティブさが求められると思います。

先輩の声

佐藤 和輝

社員による社長紹介

「豊かな発想」と「行動力」の人

菊地 宏樹 取締役工場長

行動力に満ちた人です。常にあちこちへ出かけ、仕事のネタを探しています。特に、新しい機械を見に行くことが多く、「これを導入することで、こんなことができるのではないか」という新しいアイディアを話してくれています。
東日本大震災の直後の事ですが、津波で壊滅的な被害を受けた工場を見て、直ちに海外へ赴き機械を購入したおかげで、震災から約一ヶ月半後には製品を市場に送り出すことができました。
また、津波に流された防風林を再生するため沿岸部に植えられた苗木を守る「防風柵」の製造も社長の発案です。「苗木を守るためには潮風を遮る柵が必要だ」と、すぐに新しい機械を導入して製造が始まりました。このように日々の社長の行動力には驚くばかりです。

社員による社長紹介

社長の考えを受け継ぐ菊地工場長

ランチ

決まった時間に一息つく

青田 誠一 取締役総務部長

宮城野区原町にある本社営業部は60分、同区港にある仙台港工場は40分の決まったお昼休みがあります。本社ではお弁当や周りの飲食店のランチを食べることが多いです。一方工場は、お弁当を食べる人がほとんどです。私の場合、会社に来てくれる弁当屋さんのメニューの中から、その日食べる弁当を注文しています。今日は「肉ランチ」にしました。結構なボリュームで、いつも元気が出ます。

ランチ

弁当屋さんのメニューからセレクト

この記事を書いた学生記者

工場には小中学校にある机や棚など、見覚えのある家具が並んでいました。懐かしい気持ちに浸りながら、取材をさせていただきました。1本の木から私たちの生活を豊かにしてくれる家具が作られています。公共施設に据え付けられている家具の多くが、奥羽木工所が手がけたものであることに驚きました。
「地図に残る仕事」という、言葉が印象に残っています。学校や病院の数だけ、自分の努力があることは喜ばしいことだと思います。かつて私たちが触れた、あるいはこれから触れる、家具の一つひとつが並々ならぬ努力の結晶であることを知り、素敵な仕事だと思いました。地元に根差しながら、全国へ家具を送り出されている奥羽木工所は仙台市の誇りだと思います。今後も、「人」だけでなく「環境」にもやさしい家具を生み出してください。(本間 翔)