WISE:Work-style Information by Student's Eye

新プロジェクト「WISE」始動!
学生による学生のための
地域企業情報誌&WEBサイトを作ろう!

青葉化成 株式会社 泉開発研究所
製造業〔仙台市泉区〕

食品を安全に消費者の元へ

青葉化成 株式会社 泉開発研究所 青葉化成 株式会社 泉開発研究所
所在地
〒981-3206 仙台市泉区明通4-19-1
Tel. 022-378-7891 Fax. 022-378-7805
http://www.aobakasei.co.jp/
代表者
代表取締役 石田 一
資本金
4,000万円
創業設立年
1956年
受賞歴
1995年 創業者石田成弘氏 「食品衛生功労者」として厚生大臣表彰
1998年度 第1回七十七ビジネス大賞受賞

(2016年9月取材)

千葉 克則

所長代理
千葉 克則

業務内容 安全を守る食のテクニカルコンサルタント

青葉化成 株式会社 泉開発研究所では、食品の安全性向上に向けて営業・製造・研究・衛生管理四つの部門が連携し技術提供を行っています。その中で、泉開発研究所は添加物や食品素材を用いた研究を行い、食品メーカーが抱えている課題の解決方法を提供しています。
食品メーカーの課題は多種多様です。「日持ちをよくしたい」、「カロリー低めで濃厚な味をだしたい」など、食品の保存や食感、味覚にかかわるものまで、それらを定量的なデータにした解決方法を提示します。特に難しいのが「おいしいをつくる」こと。万人が「おいしい」と感じる点とメーカーが求める味の方向性をどのように融合させるかを見極めることです。食品のおいしさの大前提には安全であることがあり、さらには食品の見た目がわるいと消費者に購入していただけません。青葉化成の仕事は消費者が手に取り・購入し・食べておいしいと感じる食品製造のお手伝いをすることです。

将来のビジョン これからも食の安全を守り続ける

これからも変わらないモットーは、食の安全を守るということです。「安全」とは何か。「安全は定量的なもので、安心は心の問題。私たちは食品の安全を担保していくのが仕事」と千葉所長。そのためには研究開発を通し安全を数値化することが重要になります。
今後はアジアを中心に海外展開を視野に入れており、2014年8月に中国青島に営業拠点を立ち上げました。海外は、日本と文化や法律、商習慣が異なり、越えなければならないハードルはたくさんあります。しかし、日本における安全性や衛生面での厳しい基準をクリアし培ってきたノウハウは、世界を相手にしたとしても高い技術力として生かすことができると考えており、今後は国境を越えてフィールドを開拓していきたいと考えています。

こんな人材を求めています 想像力・空想力・妄想力。「柔軟性」を持った人材を求めています

研究所としては、「想像力・空想力・妄想力を持つ人」を求めています。研究所では食品の効果を定量的に分析していくのが仕事です。野菜一つとっても大きさや形、種類などはさまざま。ばらつきがある中で「なぜこのような結果が出たのか」、「どうすればいい結果が出るのか」を考え実際に形にしなくてはなりません。そのためには想像力・空想力・妄想力が非常に大切です。想像していくことで初めて仮説を立てることができ、検証へと繋がるのです。「こうすればいいのでは」、「ここがいまいちなのでは」と、一つひとつ考え空想できる力はこの仕事に必要不可欠です。
そして想像した仮説を立証すべく実験を行い、出た結果から得られたものや改善点を見出す作業にも、この三つの力は必要です。得られた結果を生かすことが次につながるのです。
常に結果を前向きに捉え、次に生かせるものを見出せる人材こそが、新たな結果を出せるのだと思います。既存の見方や捉え方にとらわれず柔軟な発想で物事を考え、ゴールまでの道筋を描ける人材にぜひ志望してほしいと思います。

先輩の声

どんな結果にも次へのヒントがある。あきらめないことが大切

石川 禎将(東北大学大学院 農学研究科修了) 開発研究部 商品開発課 技術開発室

現在は商品開発課で食品素材の研究をしています。添加物のここをこうしたら、相乗効果が出ないかなどあらゆる仮説を立てて検証し、結果の分析を行っています。
もともと違う食品メーカーで仕事をしていたのですが、より食の原点に近い仕事がしたいという思いと、地元で働きたいという思いが相まって青葉化成を志望しました。やはり自分の研究成果が一つの形になったとき、やりがいを感じます。私は常に「結果」というものを大切にしております。予想とは違う結果になってしまっても結果は結果であるので、失敗として受け止めるのではなく、その結果から何がわかるのかということに重きを置いています。学生の皆さんも目の前の結果だけにとらわれず「なぜ」を繰り返し考えていくことで新たな発見をしていってほしいと思います。

自らのセオリーを語る石川さん。東北大学大学院出身

自らのポリシーを語る石川さん。東北大学大学院出身

社員による社長紹介

懐の大きい所長がチャレンジさせてくれる環境です

齋藤 いちえ(東北大学大学院 農学研究科修了) 開発研究部 商品開発課 試作開発室

千葉所長は気さくに声をかけてくださるとても頼りになる方です。従業員同士で飲み会に行く際は、普段の雰囲気とがらりと変わって、楽しくお酒を薦めてくれるなど、オンとオフのメリハリを持って接してくれる人です。
私は商品開発の仕事を担当しているため、商品について社外でプレゼンテーションをすることがあります。普段と違い、慣れない仕事のため、非常に不安でしたが、所長は資料作成や説明の手法についてアドバイスをしてくれたりと、私の仕事に向き合ってくれました。おかげで本番は「ここまで頑張ったんだから大丈夫」と思うことができ、所長も見守る中、納得のいくものができました。仕事を通して成長する機会を与えてくれますし、一人ひとりがチャレンジできる環境を作ってくれるのは所長のおかげだと実感しています。

笑顔で語る齋藤さん。東北大学出身。

笑顔で語る齋藤さん。東北大学大学院出身

ランチ

お弁当の中身は全て手作り。仲間と共にランチを楽しむ

齋藤 いちえ 開発研究部 商品開発課 試作開発室

社員はお弁当を持って来る人、食べに行く人などさまざまです。私は毎日お弁当を持参しています。私が所属する商品開発課は、食品添加物の効果を測定し商品開発を行っているので、仕事柄、冷凍食品などは飽きるほど食べつくしています。毎日食品添加物を食し、向き合っていると味にも慣れてしまうので、日常生活では違うものが食べたいと思うんですよね。ですからお弁当はできるだけ手作りのものを詰めるようにしています。

齋藤さんの手作り弁当

齋藤さんの手作り弁当

この記事を書いた学生記者

食品メーカーというと食べ物そのものを作るほうに目がいきがちですが、その大前提としてメーカーが作った商品が、おいしいまま消費者の元に届けられるしくみが必要です。青葉化成ではそうした私たち消費者が大前提として求める「安全」を担保する技術開発を行っており、改めて、私たちが手に取るものにはさまざまな分野の技術が関わっているのだということに気付かされました。
取材に行く前までは「食品添加物」というと体に悪いというイメージを持っていましたが、食の安全を担保するためには必要不可欠であり、添加物はただ調合して終わりではなく、何をどのくらい入れるかを日々研究されていることを知りとても驚きました。こうした研究のおかげで、当たり前に要求される「安全」が確保されているということを認識していきたいと思いました。(川口 御生)